その昔、数の子がこのように呼ばれてニュースになりましたが我が田舎では
「数の子」自体食べる習慣が無く私が大人になって都会に出て初めて見た次第
です。ニュースになるんですからどんなにか美味いものだろうと思ってました
。しかし予想に反し不味いのに失望した記憶があります。今でも好きになれま
せん。
閑話休題。
半世紀以上前、英虞湾含め地元周辺で真珠貝養殖が盛んなころは当たり前の食べ物
でした。 真珠養殖が衰退した昨今、地元でも今の時期入手可能ですが高価です。
もちろん地物ですから都市部では入手困難。今が旬。寒い中、貝から取り出す
作業があり、食べる方にとっては「有り難い」そのものです。
アコヤガイの貝柱
アコヤガイ自体そんなに大きなものでなく貝柱も当然小さいのです。写真のもの
は三年物です。干してあるので実際はもう少し大きいです。生でも食せます。
酢味噌で頂くと美味しいです。このように干して飴色になった後、焼いて食べる
と濃厚な味がします。酒のつまみにとても合います。
その昔は売り買いするものでなく親せき筋などから貰ったりするのがほどんどで
した。昔は遠くなりました。
end.