お湯取りセンサー

お風呂の残り湯をトイレ用に利用する際、市販のバスポンプを利用することは先行
するブログで紹介しました。残り湯はその都度残量が違いますからポンプを作動さ
せてから時間を見計らって電源を切る必要があります。そこで水位センサーを導入
することにしました。センサーと言っても水に反応するとかいうものでなくトラン
ジスタ1個を使用した簡単なものです。以下は概念図でトランジスタQ1がセンサー
の役目をします。バスポンプの駆動回路を図のX印でカットしてMOSトランジスタ
Q2とバイポーラトランジスタQ1を追加します。Q1は無くてもQ2 動作は可能ですが
入力のバッファーとして使用します。

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図中破線からは二線式の細い被覆導線を使用します。導線先端部をバスポンプ近く
に固定しておけばバスポンプが残湯の中にある時は水により電流が流れて
トランジスタQ1オン⇒Q2オン⇒モーターMオン 
 となり残湯が吸い出されます。
 
 残湯がほとんどなくなるレベル、つまり湯船の底近くにあるポンプ近傍になってき
 て導線先端部が水から離脱すると
          トランジスタQ1オフ⇒Q2オフ⇒モーターMオフ
 となり自動的にモーターが停止することになります。

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バスポンプ電源(改造前)

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バスポンプ電源内部(左上隅に今回追加した基板)

追加基板にはトランジスタQ1,Q2と抵抗2個実装。

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モーター駆動回路は平滑コンデンサ無しの全波整流回路のみ

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追加基板から出ている2本の白い線はセンサー端子で以下の黒いコネクタに
接続される

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バスポンプ電源部(改造後)

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ポンプ電源線(左)&センサー(右)接続状態
前述した破線部以降はこのようにコネクタで接続する

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導線先端部(水中部)とコネクタプラグ(追加基板側)
導線の露出部はさびないようにハンダ処理しておく

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バスポンプ近傍のセンサー

スパイラルチューブでポンプ付近までポンプ電源線と共に導かれてきている
ので特に固定する必要はない。
白い二線式導線はポンプ電源線より少し長めとする。(ポンプ用は2.9m)

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センサーワイヤーが増えたのでポンプ電源線と共にスパイラルチューブでまとめた。
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バスポンプの普及型はタイマーもセンサーも付いてなくて水を汲む機能だけです。
汲み上げて希望の水位になるで待つしかありません。これを解決する為に洗濯機側
にセンサーをその都度付け希望の水位になると自動停止するものもあるようです。
この場合センサー動作は上述とは逆で注水レベルがセンサーに到達するとモーター
がオフになるような仕掛けとなります。

end.