乾電池をとことん使う方法

携帯用の電気製品で例えば単三とか単四電池は寿命がくると製品が動作しなくなり後は廃棄するしかありません。 Youtubeで1.5ボルトの乾電池一個を使ってLEDを光らせる電子回路が紹介され、チップ部品を使って回路サイズを競ったりしているようです。
https://www.youtube.com/watch?v=nPMwBI5orow

ジュールシーフ(JouleThief、ジュールはエネルギーのことでエネルギーを失敬すると言う意味。)といって紹介されてます。アナログ回路の基礎であるハートレー発振回路を利用したものです。
 ならば捨てる乾電池でも可能ではないかと手持ちの部品で作ってみました。ここでは携帯ラジオ受信機で使えなくなった単三2個を利用してます。
 
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完成品(LEDオフ)

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完成品(LEDオン)
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回路基板(左からLED、インダクタ、スライドスイッチ、他のチップ部品3個は
確認しづらい)

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回路図(youtubeから引用)と全体

使用済みの乾電池二個直列開放電圧は約2ボルト、動作では1.5ボルトくらいに
なってます。 LEDが消えるまでどのくらい寿命があるかは実験してません(Youtubeでは0.5ボルトでも動作確認できたとの報告があります。)が、乾電池の寿命を全うさせてやるという意味では興味深いものです。 用途としては、白色LEDにして夜間屋内階段やトイレの足元を照らすとか少しの光があれば助けになる場所に。使用済みの乾電池を惜しみなく使うことができます。
end.

PS: 発振回路は電池電圧以上の電圧(直流でなく交流)が発生する為、電池電圧が
   低くてもLEDを光らせることができます。