音楽を聴くにあったっては聴力(聴きとる能力)が個人によってある程度差があり、年齢によって
も差が出てきます。特に加齢とともに私も濁音が聞き取りにくくなってきたことを実感してます。
以下はそのデータ。(これ程ひどい差があるとは知らなかった。!!!)
健康診断のおり聴力テストをして高い音が聞き取りにくくなってきたことは指摘されました。
比較のために40歳と70歳を例にとります。低域ではさほど差はありませんが
図からわかるように8000ヘルツの音が約40dBの差があります。40dBは100分の1です。
実際聞き取りにくくなっていても話の筋から言葉の意味を理解してしまうのでそれほど意思
疎通は困難と感じないのだろうと思います。
ですが・・・音楽鑑賞には支障をきたします。眼は眼鏡をかけて補正すればなんとかなります
が聴力は、とりわけ高域の音は難しいのではと思います。
年齢別に上図の逆特性を選択できるオーディオアンプがあれば・・・
いつまで経っても二十歳の時と変わらない聴力が維持できるのではと思いますが・・・。
なんとかならないかと思案していました。
パソコンのUSBオーディオシステムを構築するときハイレゾ対応にするかどうか悩みました。
いろいろな意見があり参考にした結果、ハイレゾ対応しないことにしました。音源が少ないこと
やハイレゾ音源がCDに比べ高価なこともありましたがそれよりも高域視聴能力が落ちてきて
いることが一番の理由でした。
ところが(そこで以下は最近ネットサーフィンしていて発見した事の紹介になります。 )
スマホ対応ですがオンキョーが開発したHF Playerというアプリが少しは解決してくれそうだ
ということがわかりました。
この記事のアップサンプリングの項目は有料アプリのようですが、無料のアプリを使用すること
でいままで使用していた音楽アプリよりもいい音が出ます。このアプリの売りはイコライザー
機能が独自に設定できることです。
右肩上りの曲線は高域に行くに従って高域の利得が上昇するように私が設定したもの。
最大で10dBまでです。40dBには程遠いですが少しは高域利得補正してくれます。
このアプリにはイアホンを選択できる設定項目があります。もともとこのアプリはハイレゾ対応と
して開発されたものなのでハイレゾ音楽が聴けます。 なのでイアホンもハイレゾ対応可能
となっています。(ハイレゾ対応イヤホンでなくてもこのアプリの良さはわかります。) が、
せっかくなので買ってみました。
ハイレゾ対応イアホンの再生高域はなんと45000ヘルツです。可聴限界は約15000ヘルツ
ですが高調波再生のためにはこの程度の周波数が必要なのでしょう。(アナログレコードは高調波再生できるのでCDとは違った音が出る。)
このイヤホンの利点は高域再生可能なので70歳間近の私でも従来品のイヤホンより高域が
出ていることがわかります。 悲しいかな歳のせいでこのイヤホンを使って、ハイレゾ音源とCD音源の比較しましたが差は少ししかわかりませんでした。やはり高域が聞こえていないのです。
ハイレゾ音源再生について:
私のパソコン・オーディオはハイレゾ対応アンプでありませんがハイレゾ音源をネットで購入して
再生してみました。当然高域は聴こえないのですがそれでも音の広がりとクリアな品質である
ことが確認できました。(イアホンよりスピーカー視聴のほうが音の広がりがよりわかるのかも)
老人の音楽鑑賞対策としては、
1.パソコンとスマホでもハイレゾ音源で楽しむこと。(ハイレゾ音源は少ないが・・・)
2.ハイレゾ音源でなくても、ハイレゾ・イヤホン使用で高域補正ができる。(スマホ使用時
HF Player も使用すればよりよい。)
3.もう少し出費してハイレゾ・アンプ&スピーカーを購入すればパソコンで従来音源(CD
など)を若い人並に聴くことが可能。(かも?)
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とりあえずは、ハイレゾ対応のイヤホンもしくはヘッドホンをお勧めします。
イヤホンでも高価なものは10万円以上します。使用した人によりますと低価格のものでも
それほど差はないとのことですが・・・。
ハイレゾの欠点:
・いいものづくしではありません。CDと比較してデータ量が約10倍あります。
End.