お風呂の残り湯を再利用する際に汲み上げ終了を自動で行う方法は
すでに紹介してます。この方法は残り湯が導体であることを利用して
残り湯が無くなると導通しなくなることを利用したものです。
今回はフロートスイッチを利用して湯が無くなると浮きが沈むことを
利用するものです。トイレ水給水システムのフロートスイッチ版ではタンクに水が満ちてくる時、浮きが上昇するのを利用しますが、お湯取りの場合は逆に風呂の水が無くなり、浮きが下降するのを利用します。
まずは解説。

フロートSW(左)とお湯取りポンプ
1.お湯取りポンプと同じくらいの位置にフロートSWを取付、
湯船の中に沈める。
2.水検出の浮き(青色)は水圧で上方向に持ち上げられストッパで
停止。
3.リードSWがオン。
4.お湯取りポンプ動作し水汲み上げ開始。
残り湯が湯船の底近くになると、
5.浮き(青色)が下降して下のストッパで停止。
6.リードSWがオフ。
7.お湯取りポンプ停止。
という動作になります。
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以下はフロートSW構成部品など。

構成部品(リードSW、固定軸とカバー、下部ストッパ、浮き)

完成状態

リードSWを動作させる磁石もダイソー


ニップルを一部カットしてマグネット1個を接着
透明のカバーは上部ストッパを兼ねます。カバー無しで別のストッパ
だけでもかまいませんが、浮きの保護と誤動作防止用に取付ました。
浮きのカバーは

透明の部分をカバーに流用しました。

下部のストッパと固定軸
この写真では固定軸が防水処理されてませんが実際は防水処理し、下部
ストッパも固定軸に接着します。固定軸はグラスファイバーの釣り竿を
利用。
浮き下位置 浮き上位置


リードスイッチを除き、ダイソーの製品でフロートSWを構成すること
ができます。
end.