カマスの干物

 地物で秋の味覚の一つにカマスの干物があります。この時期になる
と干物にできるほどに大きくなりまた水揚げも多くなるので各家庭で
は何キロも購入して自宅で開きにして塩をして天日干しします。

 秋は日差しも和らいできて、西寄りの乾燥した風が吹くので干物
を作るには時節柄適してます。
干物は魚の水分が抜けるのでうまみ成分が凝縮されて美味しくなりま
す。 朝の定番、味噌汁と焼いた干物に新米のご飯は今の時期最高の
ごちそうです。

イメージ 1
カマスの干物

地元では鯵の開きにしてもこのような開き具合です。通称「片袖開き」と言うらしいです。

この開き方が全国共通だと思っていました。都会生活するようになって
頭部分も含めて対称に開いたものをスーパーで初めて観た時は違和感を
覚えたものでした。なんだか蝙蝠が空を飛んでるみたいな姿ですから。 
こちらは「すずめ開き」というようです。

 両者とも背開きです。私が初めて開きに挑戦したとき腹か背かどちら
だったかなと適当にやったら腹開きしてしまい。いつもと形が違うなあ
と苦笑しながら作ったのが記憶にあります。腹開きは開いた時、外側に腹身の薄い部分がくるので見栄えがよくないです。

 end.