接着剤

 今までカヤック3艇の製作をしたが、べニア板を張り付ける接着剤は
木工ボンドで済ませてきた。これは「カヌー製作友の会」の純正仕様
である。 昨年、旅行先での雑談で私が当ブログの動画を紹介したら
「木工ボンドで? ありえない。水溶性だから沈むはず。」と最後まで
信じてもらえなかった。

安価な木工ボンドに注目した、本会の会長である井瀬氏には敬服する。
ペイント厚がせいぜいあっても約0.1ミリが水の侵入を防いでいるの
である。この3年間全く水漏れは無し、破損なしで来ている。

 強度に不安のある人や、光り輝く船体を欲する人たちは、二液性の
エポキシ接着剤やFRPコーティングなどを施しているが、環境保全のた
めにははなはだ良くないので使用してない。また高価でもある。
 今回は、船体を3分割するのでさすがに設計者でもある会長は、結合部だけは強度不足、浸水のおそれがあるとしてエポキシ接着剤を指定
している。 
 二ヶ所ある結合部ではある程度の量が要る。が少量なら手に入るが
ある程度量のエポキシ接着剤は缶入りで多いし高価でもある。

 そこで(有)アーキテックの二液性ボンドを使用することにした。
イメージ 1
 木工ボンドと同種の主剤。硬化剤は、業務用途としてあるが量が多い
のでアーキテックさんが小分けして販売してくれている。

 主剤は水溶性だが、説明書にあるように硬化剤と共に用いると耐水性
となるすぐれもの。さっそく使用したが、木工ボンドより早く硬化する
し強度もありそう。この様子は写真では表現できないのが残念。但し
説明書きにもあるように手に付着するとなかなかとれないので要注意。
それだけ接着強度があるということ。

to be continued.

補足:木工ボンドは硬化すると透明になるが上記の硬化剤を約10
   パーセント混合したものは硬化すると白くなる。