全国どこでも墓地には意外と桜の木があります。ですが、花見しに
くる人たちはまばらです。桜の木の下で酒を飲んでわいわいとはでき
ないからでしょうか。考えようによってはご先祖さまと共に花を愛
でるのも一興ではないかと思います。東京では染井霊園、青山墓地に
見事な桜の木があります。日中でも人出は少ないですが、以前早朝に
娘と共に青山墓地に行った時の満開の桜は見事なものでした。
以下は、その昔墓地があった所で今は整備され供養塔が立ってます。
この地は地元では通称で「さんま」と呼ばれてました。半世紀前くらい
までは土葬でした。地域によっては複墓と単墓があるとのことですが、
火葬となった今ではお寺に納骨するのでお寺の墓のみとなりました。
「さんま」は、「三昧」という仏教語から来ているそうです。
「心を一つの対象に集中して動揺しない状態」が本来の意味です。
海の見える高台にあります。この場所を墓地として選んだ先人の
意図がわかるような気がします。
end.