といっても水平線の見える沿岸の航海です。が、この日天気予報に
反し、向かい風になる東からの風が行くに従ってだんだんと強くなり
台風のうねりと重なりあって操船がままなりませんでした。
当初予定では、サミット会場となった賢島にある志摩観光ホテル直下の
今回は断念してUターン。英虞湾は内海だから大したことないと思って
ましたが風波が強いと内外関係なく操船は難しいです。
まずは志摩半島地図から
赤丸をアップ画像で、
田曽白浜(写真左)から浜島海浜公園まで往復約10キロ
往路当初は向かい風もなく順調で沿岸側の航路を取りました。半ばを
過ぎてから風が強くなり外洋からのうねりと重なって波に翻弄され、
浜島沖に来ると打ち寄せる波が高く沖合いに進路を取り波を避けまし
た。浜島沿岸は浅瀬が多く波高が大きくなるようです。
出発 7:37
さほど波もなし。
sk533は停止状態ではやや不安定ですが
走り出すと一漕ぎしたときの移動距離
は長く快適です。が、行きは良い良い
かと思いきや・・・・。
浜島沖
向い風とうねり
浜島海浜公園着
9:15
所要時間
98min.
消波ブロック内も東風で波立ってる。
上陸して休憩。
一昨年、英虞湾横断したのはこの場所からです。
反対位置から見ると、
地元名「大矢浜」は、毎年「里海トライアスロン」の開催場でもあり、
「伊勢エビ祭り」の会場でもあります。売店を挟んで両側に広い男女トイレが配置されてます。大勢の人が集まるのでしょう。
トイレはとても綺麗でした。
東風が静まらないので帰還することに、
復路 ****************************
海浜公園発
10:45
宝来荘沖
10:57
宝来荘沖から
田曽白浜方面
帰還
11:35
所要時間
50min.
帰路は往路の
約半分の時間!
波は高くても追い風だとこれだけ速いです。あえて向かい風の方に行くことを避けたのは正解でした。
特記事項 +++++
1.
沿岸の高い波を避ける為に沖に出ますが、うねり、風波以外に潮の
流れがあります。場所によっては沖の方に流される場合もあるので
注意が必要です。
2.
今回sk533では初めての外海航海でした。うねりと風による三角波
に遭遇しましたが船体長が長い分、安定度があり転覆するような危険
状態はありませんでした。
3.
操船の基本は横波を受けないことです。沖の方に向かうことには
少しためらいがありますがうねりによる横波を避けるにはこれが一
番安全かと。その後、反転して陸を目指すようにします。
4.
風による三角波はやっかいです。どの方向から波が来るか予測で
きません。うねりは長波長で沖からやってくるので二三メートルで
も怖くはありませんが、ランダムに襲ってくる三角波は始末に負え
ません。よって逃げるか避けるのが一番です。
++++++++++++++++++++++++++
白い渚と白波と白い雲、青い空と青い海・・・・と、舟。
次は穏やかな海で戯れたいと思います。
end.