ホゾ加工

木の加工で木と木をつなぎ合わせる時に、ホゾ加工(ホゾとホゾ孔の対)があります。
今回、木製テーブルを作ろうと思いコメリでカットサービスをしてもらい、持ち帰り仮組みした
ところ奥行き方向が少し短いようなので継ぎ足すことに。
 ここでホゾ加工が必要となります。ホゾは漢字で臍と書きます。別読み「へそ」。文章表現で
「臍を噛む」というたとえを使うことがありますが、これは「へそ」を噛むつまり、自身のへそは
噛めないのに噛む、転じて「いまさらどうしようもないことを悔やむ」という動作を表現するもの
です。
閑話休題
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 継ぎ足す木と木にケガキ線を入れます。
継ぎ足す木は4箇所なので直接木にケガクとバラツキがでるため、CADで図面を作りコピー
して木に貼り付けます。
イメージ 1

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木材は断面が30ミリ四方の角材。各々の木の中心線に対して裏表に貼り付けます。

イメージ 6

ホゾ加工完
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精密加工が要求されるのでノコギリ歯厚0.3ミリメートルのものを使います。
双方ケガキ線の中心を切るか、凸部は線の内側凹部は線の外側などと決めてかかり
カットします。

ヤスリ、彫刻刀の平刃で接触する面を綺麗に仕上げて・・・。
イメージ 4イメージ 5



















凸凹部はしっくりと嵌め合いが行きましたが、右側部に少し隙間ができてしまいました。
これは後ほど木工ボンドでごまかし可能なので良しとします。 つながった状態は一本の木と
なったようになりました。先人の知恵を体現できました。ホゾ加工は熟練の技が必要なようで
すね。 匠(たくみ)の技なら接着剤も不要でしょうが・・・・。そういうわけには行きません。

                                           to be continued.