パドル(櫂)の製作 2/3

  一晩接着剤を乾燥させて、縛りを解きます。
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ブレード・表

中央に補強用の桟が貼りついてます。

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ブレード・裏

使用したべニア板の厚さが2.3ミリで薄く使用時破損の恐れあり
裏面に補強板を貼りつけてます。板厚が4ミリなら必要ありません。

パドルの軸は、
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鰹の一本釣りに使用したグラスファイバー製の竿

を再利用し適度な握り具合の箇所を選んでカットします。
先端に行くにしたがって細くなっているので二本使い中央で接続。

ブレードの付く箇所は、
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ブレードを挟むので縦にブレードの長さ以上にカットします。

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仮組したブレード

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完成状態

べニア板部分はこのままでは使えないので塗装します。塗装完了後に
軸に取り付けて完成品となります。

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ガラスファイバーorグラスファイバー余談:

 私がカヤック製作にFRPを使用しない理由は、後々艇を処分する時の
問題があります。FRP構造のプレジャーボードが不法係留でそのまま乗り捨てられているのが社会問題になっているからです。これを如実に物語っているのが、鰹の一本釣りに使用されていたガラスファイバー製の
釣り竿です。上の写真の釣り竿は義兄が約20年以上前に使用していた
時のものです。表面は元々こげ茶色です。戸外に放置すれば表面は紫外線のせいで白く変色してますが腐るわけでもありません。高温で燃やせるかどうかは知る所ではありませんがこの種のものが自然に同化するに
は途方もない時間が必要であることが想像できます。昔の鰹の一本釣りの竿は、竹でした。子供の頃、竹を火で炙ってまっすぐに矯正している
風景がありました。
to be continued.