「ベラルーシの林檎」

 

岸惠子著 1993年刊

約半分が彷徨える民、ユダヤに関する。我々日本人にとってユダヤを理解するには歴史的背景が複雑すぎる。著者はユダヤ系仏人の友人を持ち、ユダヤ民族について興味を抱く。BS放送黎明期の報道でイスラエルを取材する中、旧約聖書から始まるこの民族の物語をヒモ解いてくれている。続いて旧ソ連崩壊後独立して間もないバルト三国の悲惨な現状を。肥沃な土地であるが故に近隣諸国に蹂躙されてきた三国。「国境が動くと言うことを我々日本人は知らない」と訴え続けた著者の遺言とも言える一冊。
あとがきに、1993年9月のイスラエルとPLOとの歴史的和解があったことを記して終えているが・・・・。
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補足:エストニア出身の元大関把瑠都が言う「小国である我が国はIT国家として生き残る道を選んだ。万が一、他国に侵略されてもデータは残るので」と。常に侵略に対峙する民族の心構えである。ちなみに一世を風靡したSkype(LINEの原型とも言える)は、エストニア発である。

END

「30年の物語」岸惠子著

過日、93歳で逝去された岸惠子さんのエッセイ。図書館の追悼コーナーで。

著者が還暦を過ぎた頃に書かれた作品。1999年刊。人生の後半に向かうにあたり若い頃から今までにあったことを書き記した随筆。高校時代から撮影所に通い、研究生となり女優の道に入っていく過程、人気男優との密会、失恋の話などから始まり、パリで購入したマンショントラブルをめぐる仏社会の構成、年配のインテリホームレスとの交流と多岐にわたる。 著者紹介にあるように仏人の伴侶の影響を受けてジャーナリズムの世界へ。医学生であった元夫は第二次世界大戦でドイツ占領下の仏から脱出した後、従軍医師として戦場を渡り歩く、戦後映画監督になった理由は本書に書かれている。 プロローグにあるように1955年、個人の海外旅行ができなかった頃に渡英している。二十歳そこそこで海外へ、そして数年後、結婚してパリに移住するという荒技をやってのけたのは若い故だったのか、運命だったのか? この点に関しては本書では描かれていない。

END.

懐かしいちゃぶ台


1974年からTV放映された「寺内貫太郎一家」で定番と言ってもいい場面に「ちゃぶ台返し」がありました。この場面も懐かしいものですが・・・。ちゃぶ台は狭い家で居住空間を効率よく使う折り畳みの食卓でした。全て木製だったのが折り畳みの脚の部分が金具になったことや生活様式の洋式化に伴い絶滅したようです。子供の頃、円卓を囲んで食事をした記憶があります。 ちゃぶ台を実際に見たことが無いという孫娘に実物を提供してみようと思い立ち、ミニチュアのものを作りました。ネット空間では色々な情報提供がありそれらを参考にしました。

材料:乾燥させた竹から部品を作る、竹ひごは串団子のものを再利用。

竹ひごは脚の回転部分(小さい部分)と横棒(可動ストッパー保持)に使用

組立中:脚が立った状態(実際は天板が上に来る) 奥の孔2個は可動ストッパー取付用


竹材料に全て直径3.0mm の孔加工する。 材料が硬いので狭い箇所の加工がし易い。

ちゃぶ台完成品(裏側) 天板直径10センチメートル

枠の中に脚とストッパーがきっちり収まる仕掛け。 [この状態で転がして茶箪笥と壁の隙間などに収納しました。折り畳む際、脚が天板に当たる時の音が心地よいもので今でも記憶に残っています。]

脚を起こした状態(枠の四隅に脚が綺麗に合う)

脚をストッパーで固定して準備完了(折り畳みは逆の手順)

その昔、家族が円卓を囲んで座り食事をしたものです。

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補:接着剤は工作用セメダイン、瞬間接着剤を使用。

 

以下の動画のようにちゃぶ台は日本の生活文化を担っていた時期があったのです。

www.youtube.com

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一穂ミチ 著「光のとこにいてね」文春文庫

 図書館散策は未知の本との遭遇場所でもある。本作品は2024年に直木賞受賞した著者の一作品であるとは知らずに読んだ。

2025年刊の文庫本裏表紙にある「あらすじ」を表紙に重ねた 

小二の子供の思考がこんなに複雑であるはずがないと思いつつ読み進んだが、高校で再会するあたりから話の展開が面白くなり、長編であるにもかかわらず最後まで一気読みできた。現代の世相を反映しており、男には分かり得ないような女同士の心模様が展開されている。作品中、高校の図書室に飾られている水平線のある海の写真にいつも見入っている果遠。この風景が後半の舞台となる。 

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水平線と海: 我が地元も水平線が間近に見れるが周囲に山が迫っている地形なので広い水平線ではない。宗谷岬、潮岬は平坦な地にあり遮るものも無いので文句なしに180度展開した水平線。しかし人の目線からではその雄大さがイマイチ実感できない。お勧めは潮岬の近くにある樫野崎灯台からの風景。

宗谷岬(GoogleMap投稿写真より)

jyuan.hatenablog.com

潮岬(GoogleMap投稿写真より)

                串本町H Pより

樫野崎灯台(GoogleMap投稿写真より)

 断崖絶壁上の灯台からの目線で絶景を満喫できる。

jyuan.hatenablog.com

End.

ダイソーのチャリ用フロントバッグを改造してみた

自転車旅行する時、以下のフロントバッグが役に立ちました。

Rixen Kaulのフロントバッグ

約8リットルの容量ですがフロントも内側も収納に便利なようになっており重宝しました。雨天の場合のカバーまで付いておりチャリ旅行が本場の欧州仕様です。また専用のアタッチメントをハンドルに取り付けるとワンタッチで脱着できます。

ハンドルに取付けられたRixenKaulバッグの専用部品 赤いボタンを押下して脱着する

チャリ旅行も引退気味なのでこれほどのものは要りません。でもチャリ散歩する時スマホや財布などの小物入れが欲しいです。で、ネットサーフィンしていたらダイソーのものがありました。

330円ダイソーのフロントバッグ 上部はスマホが挟めるようになっている

ただし・・・

ハンドルに巻き付け固定する方法でバッグ脱着に手間が要る

なので、この部分をワンタッチ脱着するように改造しました。まず、

専用部品 バッグの内側と外側から挟み込んで固定

取付け部分の確保。取付け用の孔加工工程は省略して・・・

バッグの内側に取付けビスを挿入した状態

内側の固定用部品をバカ孔を通してから下にずらした後、外側の部品と重ねて固定する

取付け中

ワンタッチ脱着部品の取付けを終えたフロントバッグとハンドル側部品

ワンタッチ脱着可能なフロントバッグに変身

ハンドル側部品は14年前に購入したもの。耐久性十分でまだ使えます。今でも4000円近い値段。フロントバッグ側の部品は今回購入。約2000円と高価ですが、便利さはPricelessです。RixenKaulは自転車部品専門のドイツのメーカー。Amazonで検索すれば出てきます。

End.

東京点描 2026夏

8月1日から4日間、孫娘の東京のオープンキャンパス巡りにガイド役で付き添った。
目白の学習院大学、渋谷近くの駒沢大学、青山学院大学。

初日、目白は駅が少し変わった程度で昔と同じ時間が流れていた。学習院はチャリで横目に見て通り過ぎるだけの存在だったが校内にある木々は歴史を感じさせてくれる。

2日目の駒大訪問前に上野の都立美術館「大英博物館日本美術コレクション・海を越えた江戸絵画」展へ。

daiei-ten2026.exhibit.jp

浮世絵含めてかなりの数のものが海外流出した明治初期。日本文化に価値を見出してくれたお雇い外国人たちに感謝。保存状態がよく肉筆画が間近で見られる。出品点数多く鑑賞に2時間あまり。孫娘は小二の時、近くの科学博物館に来ている。屋外のしろながす鯨モニュメントを遠目に見て懐かしがる。


駒大の帰り渋谷駅前に新しくできたビル「スクランブルスクエア」13Fにある小籠包専門店で食事。渋谷は駅前開発がまだ完成に至っていないがだいぶ整備されてきてる。整備されるのはいいが動線が長くなるので移動に時間がかかる。渋谷は世界的に有名になったようで外国人観光客がとても多い。


時間の空いた3日は旧豊島園跡地にある映画「ハリーポッター」のスタジオツアー。約3時間余り要したが見応えあり。途中で休憩しないといけないくらい広い。私はこの映画には興味ないが今でも人気があり関連したゲームもあるようだ。コスプレ衣装や関連グッズはマニアにはたまらないらしい。孫娘、はしゃぎまくり。色々と解説してもらった。

生徒たちをホグワーツ魔法魔術学校へ運ぶ蒸気機関車


帰路、都庁47Fの展望室へ。人は少なくてゆったりと見物できた。日本人より外国人が多し。(ここへは何人案内しただろうか?)

最終日は青学見学後、銀座四丁目の文具専門店イトウヤに孫娘一人で行かせ、のち合流。あんぱんで有名な木村屋の喫茶店で休憩。

銀座はでんと構えていて、人は多いがいつ来ても何故か落ち着く場所。

帰りは羽田空港まで見送ってガイド役終了(😮‍💨)。モノレール乗換えの浜松町駅は改装が終わり広々としている。その昔、狭くて使い勝手が悪かったのは嘘のようだ。

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東京は日々アップデートされている。元都民としては嬉しくもあり悲しくもあり。

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南海展望公園 2026.6.11.

6年ぶりの訪問です。地元の対岸にあるのですが・・・

南海展望公園 ⭕️印

用もないのに行く場所でもないのでチャリで気晴らしに。9時過ぎ着。片道約30キロメートル弱。

標高は150メートル程度ですが太平洋の大きさが実感できます。

南方向太平洋を望む

   人間は何とちっぽけな存在だと思い知る場所です。

右(西)側の相賀浦と大池

左(東)側の田曽浦

漁船がこの程度の大きさ。約10年前この湾口をカヤック横断しましたが海上から見る対岸はさほど長い距離だとは感じなかったです。見る目線で感じ方が違うのかも知れません。

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以下、関連のブログです。

jyuan.hatenablog.c

 jyuan.hatenablog.com