海水温度

 先日、カヤック乗船した際、波打ち際の海水が暖かく感じたので調べてみま
した。
以下は、三重県水産研究所のHPからです。12月初旬の海水温分布図。
 
イメージ 1
 
破線は黒潮海水域です。23~24度。熊野灘沿岸は18度。 伊勢湾内は意外と
低く15度です。今どきの外気温は10度前後ですから足を海水に浸けたら暖かく
感じるのは相対的なものです。 地下水温度は年間通じて17~18度くらい
だそうですから冬場、水道水に比べ井戸水が暖かく感じるのと同じ原理ですね。
 
夏には、沿岸の海水温は黒潮と同等になるようです。この時、外気温と海水温が
逆転しますから、海水浴時は海は冷たく感じます。 
 
その昔、五月の連休の折、ゴムボートで遊んでいて空のボートが風に流されそう
になり、止む得ず泳いで取りに行ったことがあります。この時海水温が以外に冷
たかった記憶があります。これは水の性質、
 
        「温まりにくく、冷めにくい」
 
の原理だそうで、五月の海水温は、11月、12月と大差ないとのことを今更
ですが知りました。(五月が来ても水はまだ十分温まっていないということ。)
 
 同じ紀伊半島でも先端の潮岬と東端では黒潮の影響度の有無で4,5度海水温
が違います。当然気候も違い、串本あたりは冬でも過ごし易いのでしょう。
 
end.