シーカヤックsk356一号艇製作記録(2/8)

前回は、船底に綿テープを貼る前までの紹介。

 テープ貼り後の写真紹介の前に、船底板C左右のベニア板の接着もしくは接続
箇所について解説しておく。
(私のための記事なので読み飛ばして下さい。)
船底板C左右二枚のベニア板の貼り合わせにおいて船外中央部はベニア板二枚の
厚さ4ミリ同士の面対応の接着であるが、艫および舳先の写真を見てわかるよう
に最後はベニア板二枚の厚さ4ミリの面は全く接しておらずに天を仰いでいる
状態、つまり二枚の板が張り合わされている状態である。これが結果として滑ら
かな曲面を生じさせている原因であるがこの状態に至るまでの接合面はあたかも
一枚の板が直線的に徐々にV字型に二枚に割れて行き最終的に割れに至り二枚に
なるといった具合である。(船体内部はV字の頂点が続くので直線にしか見え
ない。) V字の裂け目が生じるが隙間はできないのが理想である。製作上では
完璧に部品を仕上げることはレーザーカットしないと無理であり、隙間もできる
。これらを木パテで埋める作業した上で綿テープを貼ることになる。また左右舷
Bと船底板C左右の接合箇所は、設計者の説明によると線である。従いこの箇所
も外にV字型の裂け目ができたような状態であるので(実際は線で曲線を維持す
るのは困難だが・・・。それに近い状態を再現するしかない。)木パテで埋める
作業する。接着剤のみでは痩せができるので綿テープ貼る時空間ができてしまう
。製作過程で出たおがくずに木工ボンドを混ぜて使用した。一回では痩せがでる
ので二回ほど施す必要があった。裂け目が小さい箇所はボンドだけでも問題ない

綿テープ貼り付け後の船底部
イメージ 1


前回解説忘れていた箇所。コックピット部は綿テープ貼った後、補強のために
ベニア板重ね貼り。所々に見える綿テープは木切れで隠した。
イメージ 2

to be continued.