宿浦から五ヶ所(1/6)

すぐ隣村の宿浦は以前紹介しました。じつは宿浦はお寺を境に二つの地区に分かれ
ており、地元では、釜の池のあるほうを「かま」(これは紹介済)、お寺を越えた
地区を「しゅく(宿)」と呼んでます。
 
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             宿地区の港(正面の小島は逢原島
 
半世紀前は堤防があり、すぐ下は波が打ち寄せる砂利浜でしたが綺麗に整備されて
ます。
ここで脱線します。
Wikipediaによると旧南島町の地名由来で「何々釜」が多いのは、平家の落人伝説があり、落ちて辺境の地には来てみたものの漁業権はすでに住み着いていた人達が
有しており、明日の糧を得るには、釜で海水を焚いて塩を造るしかなかったからだ
とありました。宿浦の釜は、なにもない「釜」ですがやはり平家の落人伝説がある
と小学生の時聞かされましたからまんざら根拠のないものでもなさそうです。田曽
浦の対岸にある相賀浦(おうかうら)は元々「相賀の釜」という呼び名だったそう
です。
 五ヶ所浦の手前までの旧道は百数十ヵ所のヘアピンカーブの続く難所でした。いまは、だいぶ整備が進んでいます。かま→宿→和田浜→油布(ゆぶ)の浜、と続
いた旧道も、和田浜、油布の浜は、トンネル3個でショートカットされてます。
 
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            トンネルの間から見る油布の浜
 
和田浜も含めて旧道はありますが、カーブとアップダウンがあるので遠慮しました。入り組んだ小さな湾です。トンネル3個を通り抜けて新道を下って行くと
幅員減少と注意書きがある地点に来ます。下の写真に見えるように工事中の箇所
です。
 
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            国道260号から南張地区を望む
 
油布と南張地区(紹介済)は背中合わせの位置関係にあります。中央に見える海
は英虞湾の入口になります。
ということでここから先は、しばらく旧道となります。
 
 
to be continued.