青峰山 正福寺

 子供の頃、「あおのみねさん」に参りに行くということを幾度となく聞いていたの
でそれとなく覚えてました。以前紹介した地元の「三崎さん」同様、海上交通安全
を祈願するためのお寺です。 全国的に有名だそうで標高は336メートルですが
江戸時代から現在に至るまで志摩半島沖の海上からの目印として良く見えるらし
く、それがまた信仰の対象ともなってるのですからこの寺を開いたと言われる行基
さんは先見の明があったのでしょう。 我がふるさとが鰹鮪の遠洋漁業が盛んな頃
は留守を預かる妻たちが夫たちの海上安全を祈願しにきたのです。

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                  本堂
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                 本堂左側
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                 大 門
 
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                 彫刻1
 
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                 彫刻2
 
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                                                 石灯籠
 
 江戸時代、上方の樽廻船などの船主からの寄進が盛んであったことが石灯籠で
わかります。的矢、鳥羽は風待ちの港として栄えたとは聞いてますがここに来て
実感します。本堂含め戦災にあってないようで木造建築の枯れた具合が歴史を感
じさせます。写真では表現しづらいので現地を訪れて見るのが一番でしょう。
 
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                         大銀杏
 
古木が多く近場の名刹です。
 
end.