昨年、浜島町の塩鹿浜で咲いている浜木綿を紹介しました。これらは
人の手によって植えられたものと一目でわかるものでした。
我が村もその昔、集落のはずれにある白浜(本日現在の本ブログの先頭
写真)に群生していたと聴いたことがありましたが見かけることはありませんでした。絶えて久しいとのことでしたが、今朝自生しているのに遭遇しました。





現在八十歳前後もしくはそれ以上の人達の小さい頃、というと戦前に
なりますが、この浜は白砂青松の土地で今のような無粋な堤防もなく
松林の向こうには白い浜と青い海があり、その間には浜木綿が咲き乱
れていたようです。 アサリも捕れたとか。




まだまだ群落とまでの規模にはなっていませんが、どこかから流れ着いた株が根を下ろしたものと思われます。1970から80年代この浜は
夏になるとキャンプや海水浴客でにぎわったものですが、今は昔の話と
なり人の出入りが少なくなった分、植物が住み良くなってきたのかもしれません。このままどんどん増えていくことを願うばかりです。


end.