小学生低学年の頃、夏に海に泳ぎに行って帰ってくると母親が盥(たらい)に日向水
(ひなたみず)と称した置き水をしてくれてありそれに浸かって海水を落としたもの
です。成長するに従い盥に体が這入らなくなるのでそんなことはしてくれなくなり、
冷たい井戸水を浴びたものです。地下水は15度前後ですから真夏の外気温が30度
前後とするとその差は約15度となります。最初の一かぶりには勇気が要ったもの
でした。 閑話休題。
ここでは、それではない太陽熱利用をネット諸兄の情報を元に確認実験しました。
つまり日向水はどのくらいになるのかのデータを取ることです。
まずは実験箱作りです。
100サイズの発泡スチロール箱
(450x300x1)の塩ビ板
塩ビ板は導光と保温を兼ねます。
スチロール箱より縦サイズが少々大きいので長さ調整と蓋取付金具用にべニア板を
積層して木工ボンドで箱に貼り付けます。
完成品(写真は実験後撮りました)
箱の中には反射用にアルミシートを敷きました。
箱を南向き30度の傾斜角にして実験です。この日は曇りがちでしたが最高気温は
25度位でした。
11:04開始
箱中には予め黒塗りし水の入った2リットルのペットボトル
12:02
13:01
14:08(外気温19度。気温のピークを過ぎてしまったようだ。)
3時間位で30度位の温度上昇となりました。これより先だって実験した時は60度
になりました。60度はさすがに熱くてペットボトルに触れるとやけどしそうでした。
50度位だと洗面器に入れて顔のひげ剃りするのにちょうどいいお湯加減です。
真夏になれば60度は簡単に突破することでしょう。問題は如何に保温するかです。
2リットルペットボトルを80個用いてお風呂のお湯として使用している方もいる
ようです。80個のペットボトルは壮観でしょうね。
to be continued.