流木が一体\1000とかで販売されているのを見ました。
この手の流木は、好事家が見てほしくなるようなものです。浜辺に
流れつくものには、そのようなものは多くありません。我が田舎は外洋に開けた浜が多いというのも原因かもしれませんが…。








波に洗われ枝と表皮が無くなった木

御覧の通り芸術的なものはほとんどありません。これら流木について
共通して言える事は大体が直線的なものだということです。曲っている
ものは波浪で木端微塵にされるか、寸断されて直線的なものとなって
しまうのではないかと思います。
強いてそれらしきものと言えば、以下のような木の塊です。





この磯浜に流れ着く木は、細い木で曲っているものはほとんどありま
せん。
その他の漂流物もそうですが、どのような過程で海に流されてどの
くらいの時間波間を漂ってここに流れ着いたのかを想像するのも楽し
いものです。
その昔は流木も太いものが多く流れついたようで、お寺の普請をする
のに柱を流木で賄ったといいますから流木も資源の一つだったのです。
最近では木を燃料としないので流木を拾う人もなく、処分に困って
いるのが現状です。もったいない限りです。最終的にはゴミとして焼却
炉で燃やされてしまうという末路を辿ります。有効利用できないものか
と考えさせられる事案です。
end.