約3年前この組み合わせでで自作パソコンを構成した。最近頻繁に画面がフリーズするのでググっていろいろ試したがうまくいかず。それでOSをクリーンインストール した。結果は良好で起動時間も短くなりフリーズすることもなくなった。(三年前はUbuntu17を最初にインストールした後18へとバージョンアップした。この時に何らかのトラブルが発生したかもしれない。起動時間が17の時より遅くなった。)
クリーンインストール 時、だいぶトラブったので以下に記しておく。(トラブル処理を時系列で書いてあるので一度最後まで読んだ後参考にすること)
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クリーンインストール 前の処理
*貴重なデータは外部メモリに避難しておく。
*日頃見るブラウザがFirefox の場合:Profileの中身を丸ごとコピーし外部メモリへ。
クリーンインストール 後、新しくDLしたFirefox のProfileに上書きすれば
ブックマーク、ID,パスワードが復元される。
*GoogleChrome の場合:何もしなくていい。
クリーンインストール 後、Chrome をDLした後、Google アカウントでログイン
し同期をとる処理すればブックマークなどが復元される。
上記処理した後・・・使用中のUbuntu 上で
*Ubuntu18.04のisoイメージファイル(amd64 )をDLする。
(上記容量は約2Gなのでそれ以上のUSBメモリ を用意する。)
<用意したUSBメモリ をisoイメージを含んだブータブルなものにする>
ブートUSBメモリ 作成手順:
1)USB−Creator を入手する。端末を起動して(Ctrl +Alt + t キー押下)
sudo apt-get install usb-creator -gtk
2)用意したUSBメモリ をPCへ挿入し、USB−Creator を起動する。
usb-creator -gtk
セットアップ画面が出るのでその指示に従って処理する。
クリーンインストール 処理
PCの初期設定するBIOS 画面を出す。最近のマザーボード はUEFI インターフェース。
USBメモリ を挿入した状態では起動の順位がクリーンインストール 前のUbuntu が先頭に
表示される。ブータブルUSBの二番目に位置するものをドラッグして最優先とする⇓
F10キーを押して再起動すると・・・
ブータブルUSBメモリ が認識されてTryするかInstallするか聞いてくる。とりあえずTryで進める。ところがブラックアウトしてしまいインストールされることはない。対策は、一旦強制終了して(PCのスタートボタン長押し)再度上の画面を出した状態で「e」キーを押すと編集画面(CUI )に移行する。一連のコードの羅列が出るのでその中の「quiet splash」⇒「nomodeset」に書き換える。(ある説によるとディスプレイ側とCPUのグラフィック機能がマッチしてないためらしい。)F10キーを押すとインストールが開始される。インストール方法については下記のURL参照。⇓
https://linuxfan.info/ubuntu-18-04-install-guide
今回の場合、try であれ install であれ(使用ディスプレイ:東芝 の43インチTV・HDMI 接続)出てくる画面サイズがVGA でインストール画面全体が見えない。つまり一部の画面しか見えないのでインストールが完全にできなかった。インストール所要時間はフルインストール時より短い。
(フルインストールして再起動すると1920x1080画面となった)
不完全にインストールして再起動(ブータブルUSBを外せという指示が出た後)して見ると「Ubuntu 」の文字が画面中央に出るがしばらくするとブラックアウト 。これは一時的にGUI に対するブート内容を編集したことが原因。この状態で、「Ctrl + Alt + F6」キーを押すとCUI 画面が出る。このことはOSが不完全でもインストールされていることを意味するので以下のように処理する。
⇓
「Ctrl + Alt + Del」キーを押して再起動 ⇒ 起動時「Esc 」キーを連打 ⇒ CUI 画面の「Grub 」モードになる。画面一番上のハイライト部にて「e」キーを押す ⇒ 前回同様一連の文字列から「quiet splash」⇒「nomodeset」に書き換える⇒F10キー押すとOSが立ち上がるがこれも一時的な処理なのでOSが立ち上がった後、以下の恒久的処理をする。
*1 「OS内部のgrub ファイルに「nomodeset」を書き込む」
⇓
端末を開き以下を入力
gedit admin:///etc/default/grub
別のウィンドウが開くので一連の文字列から「quiet splash」⇒「nomodeset」に書き換え保存しウィンドウを閉じる。再起動すればブラックアウトすることなく立ち上がる。
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不完全インストールした場合の対処方法: (本文最初の起動設定の箇所で以下の 処理すれば不完全なインストールを避けることができるだろう。)
インストールに必要な一部のボタンが見えなくなっても不完全インストールできる。
そうなった場合、BIOS 画面を次のように設定すればXGA にできる。
UEFI 画面 ⇒ Advanced mode ⇒ 「起動」のタブを開く⇒ Secure boot⇒ OStype⇒「OtherOS}に変更。さらに、CSM⇒「disable」
設定変更後F10キー押下し再起動でXGA 画面の不完全インストールのUbuntu となる。この後XGA 画面からブータブルUSBメモリ でフルインストールする。再起動するとブラックアウトするので 「*1」 の処理する。
以上
クリーンインストール 後のデスクトップ画面1
補遺:CPUのグラフィック機能がモニターディスプレイに依存することはモニターディスプレイを変えることで実証される。同じバージョンのUbuntu で昔の4:3の17インチディスプレイ(D-subコネクタ、アナログVGA インターフェース)を使用した場合、HDMI 接続の場合とは明らかにGUI 画面が異なる。当然といえば当然ではあるが。三年前このトラブルが起きなかったのは最初にD-subコネクタ経由で4:3のディスプレイに接続してインストールしたためである。その後HDMI 接続したので今回のトラブルは起きなかった。