たが、今年も隣村の浜島町南張地区にある楠の宮神社の御触れ書が見られるようにな
りました。来月の12日にあります。奇(く)しくも東大寺二月堂のお水取りと同日で
す。
関西地区(我が三重県は東海地区と言うよりは文化圏的には関西地区と言っていい。これは伊勢神宮があるせいだと思います。)は、お水取り行事が済まないと春にはならないという言い伝えがあり子供の頃から親たちからよく聞かされたものです。
二月堂の松明行事を見に行ったことがあります。この時韓国からの若い技術者二名
を案内したのですが千数百年前から途切れなく延々と今日までこの行事が続いてる
とのことに感心し、我々もその内の一回に参加出来たんだと誇らしげでした。国は
違っても伝統あるものに関しては誰でも尊敬の念を抱くものです。
楠の宮さんもそうですが伝統行事は、未来の子孫たちへの先祖からの預かり物とし
て、今の世代が滞りなく送り出してくれることを願うばかりです。
end.